5月から開発が始まったカラーストーリーアドミオの新色開発企画、「ツギイロ プロジェクト」。
2021年3月の発売に向けて、現在当選サロン様と絶賛開発中です!
普段何気なく使用している、ヘアカラー剤。
どのようにつくられているのか、知っていますか?
今回からスタートする「ツギイロ開発秘話」連載企画では、ツギイロがどのように開発されていくのか、関連部署に潜入し開発の進捗状況やなかなか知ることのできない開発風景をお届けしていきます!
開発の流れ
では、開発ってどう進んでいくのでしょうか?
大まかな流れとしては以下のように進んでいきます。
連載第1回目の今回は、こちらの処方開発についてお伝えしていきます!
処方開発の流れ
①設計図を作成
まずは、開発する色の設計図を作成します。
仕上がりイメージやコンセプトはもちろん、ターゲットとなるお客様はどんな方なのかや、製品のストロングポイント、各レベル毎にもたせる機能を明確に決めていきます。
この設計図で、目指す方向性や目標を定めるため、今後の作業内容を決める重要な羅針盤になるんです!
②研究所が処方を製作
決定した設計図を基に、研究所チームが原料を調合し試作品を製作していきます。
原料を混ぜ合わせて1剤を製作中。
0.005%レベルまで正確に割合を決めていきます。
染料を秤量中。
アルカリーカラー用の色の原料は粉のため、粉塵が飛ばないよう、換気扇が設置されているこちらの装置内で測ります。
毛束を種類別に塗っていきます。
毛束による発色の違いや、毛先だけ沈むなどムラがないか等をチェックします。
③検証作業
研究所がつくった試作品を基に、美容師免許をもつ検証チームが実際に塗布し検証・評価を行っていきます。
カラー剤は美容師さんが使うプロ用の製品であるため、美容師経験のある検証チームの検証とフィードバックは非常に重要な開発プロセスなんです。
設計図に対して色みはどうか、使用感はどうかなど多角的に検証し、研究所にフィードバックを行います。検証→フィードバック→改良を何度も何度も繰り返すことで開発が進んでいくんです。
各レベル、1アイテムあたり最終的に数十処方(!)制作して、最終品をつくっていくんですよ。
では、検証って、具体的に何をどうしていくのか?
知られざる検証内容については、次回お届けしていきます!
どうぞお楽しみに♪