ASIAN COLOR FES

CLEAR ASH / CLEAR PINK TIPS

ヘアカラー表現がもっと広がる、CLEAR ASH/CLEAR PINK活用の
コツやレシピを、人気スタイリストの3人がお伝えします。

#01毛先まで「均一な発色」と
トレンドの淡く柔らかな「色づくり」

 + CLEAR PINK
jurk 代表 沢井 卓也さんjurk 代表 沢井 卓也さん
  • TIPS.1毛先までブレずに
    柔らかピンクを叶える

    CLEAR PINKを組み合わせるだけで、毛先まで均一にきれいに発色してくれるのが魅力。これまでは淡く柔らかいピンク系をつくるとき、根元と毛先の色を合わせるのに苦労していました。ピンクをクリア剤で薄めるだけだと、どうしても毛先の色がすぐに抜けてしまっていましたが、CLEAR PINKを使えば、根元と毛先が同じ薬剤選定でもブレることなく、均一に発色してくれます。今まで難しかった淡い色づくりを、シンプルな組み合わせで実現してくれます。

  • TIPS.2肌なじみをよくする、
    トーン・質感調整剤

    CLEAR PINKは「肌なじみをよくするクリア剤」の感覚で、クリア剤の代わりに高明度のカラーへ組み合わせて使用しています。これまではクリア剤にピンクをわずかに組み合わせていましたが、ほんの少しの分量差で色みが大きく変わり、狙った色にならないことも。CLEAR PINKは最初から淡くピンクみが入っているので、わずかな調整もしやすく、これまで難しかったソフトなニュアンスが叶います。ハイトーンが定着してきている今、お客様も質にこだわりはじめています。一方でハイトーンは、より発色が見えやすく色むらなどが目立ちやすいもの。柔らかな色みを表現するのに、繊細な色みの調整ができるCLEAR PINKは大活躍です。

RECIPE

透明感と奥行のあるピンクベージュ系。退色がきれいに抜けていき、より楽しめるカラーにしました。ボブウルフとの相性もいいです。

BEFORE > AFTERBEFORE > AFTER
  • BLEACH
    • ■新生部
      アリミノ ブリーチ 120 <1剤:2剤=1:2(6%)>
    ○ブリーチ後の明るさ18Lv
  • ON COLOR
    • ■根元/毛先
      10PINK:CLEAR PINK:8NATURAL = 10:5:3
      <1剤:2剤=1:1(2.8%)>

#2ペールトーンが一定のクオリティに
2色の組み合わせで寒色・暖色の
調整が自在に

+ CLEAR ASH CLEAR PINK
Cocoon Stylist 川西 知隼さんCocoon Stylist 川西 知隼さん
  • TIPS.1ペールトーンカラーの
    コントロールに万能

    CLEAR ASHとCLEAR PINKは、繊細な色みの調整役として、クリア剤の代わりに使っています。これまでは色みを調整するとき、3〜4色を組み合わせて対応していましたが、ハイトーンカラーは微量な配合差で色みが大きく変わります。そのためアシスタントや他のスタッフへ薬剤配合の微妙な加減を伝えるのが難しく、不安がありました。CLEAR ASHとCLEAR PINKを使えば、シンプルな組み合わせでハイトーンのベースとして対応できるし、ダメージ度合いを考慮した色の調整をするときも一度の塗布で対応できます。CLEAR ASHやCLEAR PINKは、他のスタッフと連携する際も同じクオリティを保てるので、忙しいサロンワーク中でも使えます。

  • TIPS.2補色調整がシンプルに、
    簡単に

    黄み消しの補色として、CLEAR ASHとCLEAR PINKの組み合わせはとても簡単で便利。紫のカラー剤をクリア剤でうすめ、肌なじみをよくするためにピンクを加えて…と細かく調整する必要がなく、2色のシンプルな調整で色が決まります。NATURALとCLEAR PINKを組み合わせればベージュに、ホワイトに寄せるときはCLEAR ASHとCLEAR PINKを1:1に、シルバーならCLEAR ASHなど、組み合わせ次第で寒色にも暖色にもニュアンスを調整できるので、2本で2色以上の使い方が可能です。CLEAR ASHとCLEAR PINKは淡く柔らかな色みが入っていることも魅力。青やピンクをただうすめて使うよりも、仕上がりがマイルドになります。

RECIPE

まろやかで淡い印象の水色系。根元をグレーで暗くすることで、全体にメリハリをつけたスタイルです。

BEFORE > AFTERBEFORE > AFTER
  • BLEACH
    • <1回目>
      ■新生部/既染部
      アリミノ ブリーチ 120 <1剤:2剤=1:2(6%)>
    • <2回目>
      ■全頭
      アリミノ ブリーチ 120:14LIGHTENER=
      1:2<1剤:2剤=1:2(6%)>
    ○ブリーチ後の明るさ18Lv
  • ON COLOR
    • ■根元
      6NATURAL:8GRAY=2:1 <1剤:2剤=1:1(2.8%)>
    • ■毛先
      CLEAR ASH:CLEAR PINK:conc.BLUE=8:3:1
      <1剤:2剤=1:1(2.8%)>

#3表情豊かな色づくりを実現し
カラーの「遊び心」を広げる

+ CLEAR ASH CLEAR PINK
imaii scaena × colore Stylist 大倉 貴志さんimaii scaena × colore Stylist 大倉 貴志さん
  • TIPS.1グラデーションに必要な
    濃淡のコントロールに最適

    多彩なグラデーションをつくるには、単にクリア剤でうすめるのではなく、同調色で濃淡をつける必要があります。そこで最適なのがCLEAR ASHとCLEAR PINK。単に補色として使うのではなく、デザインカラーを進めていく上で必要なカラー剤だと考えています。ASIAN COLOR FESは色みがはっきりと出て表現が豊かなカラー剤ですが、そこにCLEAR ASHやCLEAR PINKを組み合わせることで、さらに色みのコントロールが自在に。2色用意されていることで、寒色系・暖色系どちらにも対応できます。

  • TIPS.2レシピづくりを楽しむためには
    CLEAR ASHとCLEAR PINKが欠かせない

    imaiiには「遊び心を忘れるな」という精神があります。カラーにおいては、どのカラー剤をどう組み合わせて活かすかという「色遊び」にこそ、美容師にとっての楽しみがあるはずです。例えば一口にピンクと言っても、人によってさまざまなピンクがあり、単にきれいなピンクをつくるだけでは他のサロンや美容師と差がつきません。その中で、自分は何を変えるのか、いかに個性を表現するかが大切。そこで違いをつくるのが、選ぶカラー剤の長所の活かし方、つまりレシピです。表現の幅を広げてくれるCLEAR ASHとCLEAR PINKは、レシピを楽しむために欠かせません。組み合わせるカラー剤の長所と役割を考えて多彩な色をつくることが、カラーの上達にもつながります。

RECIPE

ブラウンの中に透明感を残すため、アンダーの明るさを利用。さらに、毛先にCLEAR ASHを入れることで、深くなりすぎない透明感を演出しました。

BEFORE > AFTERBEFORE > AFTER
  • ① インナーカラーのベースづくり

    スライシングでインナーカラーのベースをつくる。毛先にかけて明るくなるように明度のグラデーションをつける。

    • ■新生部
      アリミノ ブリーチ 120 <1剤:2剤=1:2(2.8%)>
    • ■既染部
      アリミノ ブリーチ 120 <1剤:2剤=1:2(6%)>
    ○ブリーチ後の明るさ15〜17Lv
  • ② 全頭カラー(インナーカラー以外)
    • ■新生部
      7NATURAL:10GRAY=2:1 <1剤:2剤=1:1(2.8%)>
    • ■既染部
      10GRAY:10NATURAL:CREAR ASH=10:5:3
      <1剤:2剤=1:1(6%)>
  • ③ インナーカラーに色を入れる

    ①でつくったベース(明度グラデーション)に、スライシングで彩度や色相のグラデーションをつけながらオンカラーする。仕上がりをイメージして、スライシング毎に下記の薬剤を使い分ける。

    • A8PINK
      <1剤:2剤=1:1(6%:2.8%=1:1)>
    • BCLEAR PINK:10 NATURAL=10:1
      <1剤:2剤=1:1(2.8%)>
    • C8 ORANGE
      <1剤:2剤=1:1(6%:2.8%=1:1)>
    <例>スライシング
Back to TOP