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スタイリスト
井上 直洋さん
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ミニマムでタイトなそのシルエットは、決して派手なスタイルではない。それなのに、見ているこちらがドキドキするような挑戦心を感じるのはなぜだろう?額にぴったり添って大胆に切り込まれた前髪が、彼女の揺らがない意思を物語る。


ダメージのないバージン毛。髪質は細く、かなり軟らかめ。
◎髪の長さ : ロング
◎髪質:軟毛
◎髪の太さ : 細毛
◎髪の状態 : バージン毛
◎履歴 : なし

額に張り付くようにピンパーマをあてた
前髪が際立つ、タイトシルエットの
カール&ウェーブ。
パングとオーバーセクションにレイヤーを施す。
バングはボリュームを出さずに、動きが出るように、額に沿わせピンパーマ。
プリズムプラス M: H-1: 1で塗布。
楽液塗布後、自然放置10分。カールチェック。
薬液をしっかり水洗する。
クリープしてから2液のアフターローションを塗布する。
丁寧に水洗し、薬液を洗い流す。




1stローション/プリズムプラス M:H=1:1
2ndローション/ブリズムプラス アフターローション

バングはボリュームを抑えつつ動きが出るようにピンパーマ。左右それぞれ4ブロックに分け、 ダウンステムでリバースに巻く。

トップはオンベースよりややダウンステムで、バングのピンパーマのカールと馴染むように巻く。

耳後ろは首に沿うような緩やかなウェーブに仕上げるため、 根元まで巻きこまず、ダウンステムでリバースに巻く。

バングはアップステムでカット。毛先に軽さを出しておでこに張り付くように質感調整。

オーバーセクションにはハイレイヤーを施す。 真上に引き出してミドルセクションに繋げていく。

もみあげは側面チェックで長さを残すように切りこみ長短をつける。


潤いのあるなめらかな質感で、ゆるやかなリッジのカールを表現するヘアカーリングローション。
●対象毛:ダメージレベル3~4

手のひらで伸ばすとオイル状になるので馴染みやすく、ツヤやかな濡れ髪に。型にはまらないモダンダンスのような自由な仕上がり。


目元を染める
ハッとするピンク
最初にクリーム系のピンクアイシャドウを仕込み、その上からパウダーアイシャドウを重ねることで、色味が際立つ印象的な発色に。それ以外のパーツはごくナチュラルに仕上げ、本来の顔の魅力を引き出す。


モノトーンに
ちょっとしたエッジを
モノトーンのトップスにプリーツスカートというベーシックなコーディネートも、襟袖の独特なカットやレース素材のタイツで一気に個性的な着こなしへ。ヘアスタイルがタイトに抑えられているからこそ、遊びのあるデザインの服がちょうどよくなじむ。
レースレギンス¥26,400/POOLDE そのほか全てスタイリスト私物
強いだけがウェーブの良さではないと思うので、全体的にタイトシルエットの落ち着いたスタイルを目指しました。でもそれだけだと印象 が弱くなってしまうので、短く切り込んだ前髪にピンパーマでカールをつけ、ちょっぴり挑戦的な雰囲気に。モデルさんの額が丸くてとてもきれいだったので、前髪はその形に添わせ、顔にぴったり張り付くように仕上げました。