2017 入賞者

2017年10月30日(月)17時、「ARIMINO PHOTO PRESENTATION 2017」の授賞発表式が行なわれました。
審査員は、山本里美(LIMI feuデザイナー)、海野学氏(JOHNBARRETTヘアデザイナー)、雪丸秀隆氏(SHIMA HARAJUKU LEAP 店ディレクター兼トップスタイリスト)、七海麻子氏(フォトグラファー)の4名。受賞作品は『しんびよう』『スニップスタイル』『ヘアモード』の2017年1月号にて掲載予定です。

アリミノフォトプレゼンテーション2017 入賞者・作品

【美容師部門】
最優秀作品賞

最優秀作品賞 海老原 満明

海老原 満明
sun quest(埼玉県富士見市)

女性的でありながらも一癖ある力強い女性像をイメージしてつくりました。
ヘアは動きがありながら違和感のあるフォルムと質感で、自分の中の安定したバランスを崩して、新しさを意識しました。 モデルの持つムードと、ファッション、メイク、ポージングでさらに強調しました。

優秀作品賞 雪丸秀隆賞

阿野田 亮介
rapt.(愛知県名古屋市)

あどけなさが残る彼女の中にある、気だるい大人の雰囲気を表現しました。
90年代っぽいライティングで意識した現代版ソバージュ。
アイロンで巻いた様な作り込まれたカールではなく、脱力した時に無造作に揺れ動くウェーブ。それが自分の思うGood Waveです。

優秀作品賞 七海麻子賞

海老原 満明
sun quest(埼玉県富士見市)

女性的でありながらも一癖ある力強い女性像をイメージしてつくりました。
ヘアは動きがありながら違和感のあるフォルムと質感で、自分の中の安定したバランスを崩して、新しさを意識しました。 モデルの持つムードと、ファッション、メイク、ポージングでさらに強調しました。

優秀作品賞 海野学賞

羽山 圭亮
Plume(京都府京都市)

モデルさんのくせを活かして、カール・ウェーブを表現。

優秀作品賞 山本里美賞

尾上 大介
riff design labo(大阪府大阪狭山市)

暗闇の中で希望を待つ。
怯え。勇気。

FRIENDS ARIMINO賞

竹内 留美
gu-u(大阪府大阪市)

躍動、静寂、様々なウェーブを組み合わせることで湧き上がる様々な感情を表現しました。

Oka Hu
Doubles hair salon(台湾 嘉義市)

Vaticano’s Aesthetic
May the land blossom
May the people of flesh and blood
Never again sacrifice
He will put an end to all their weeping

【美容学校生部門】
FUTURE’S ROAD優秀作品賞

岩見 朔良
大阪モード学園(大阪府大阪市)

顔周りのうぶげをジェルワックスでウェットにし、顔にはりつけてウェーブにしました。作品全体は植物が人間の身体を侵食しているイメージで、うつろな目や病的な目の下の赤色のチークがポイントです。顔周りの毛がウェットだったので背景の色や植物の色も梅雨の時期のような色合いにしてジメジメしている感じを出しました。

深江 秀平
関西美容専門学校(大阪府大阪市)

この作品を作るのに1番重視した所は、他の作品と被らずなおかつ全体のバランスを考えテーマに沿うことを考えました。首にはストローを加工したモノを付け、髪の毛は全体を軽くミックスで巻き前髪を立たせて後ろは外ハネにし、シルエットとバランスを意識しました。バック紙はアルミホイルを使い他と被らないようにしました。この作品に自分の発想力を詰め込みグッドなウェーブを表現しました。

今井 楓也
日本美容専門学校(東京都新宿区)

スタイリング剤を使いウェット感のあるヘアスタイルにし、雨天を狙って撮影しました。夕方~夜に逆光を探しシャボン玉を吹き、フラッシュを焚いて幻想的に仕上げました。雨の日を強調するためにビニール素材を多く使いました。アクセサリーには蛍光の縄跳びを使い、無邪気さを表現しました。

FUTURE’S ROAD激励賞

岩田 良
大阪モード学園(大阪府大阪市)

自由。
それは一瞬一瞬の輝き。
一瞬は一瞬に生まれ一瞬に消える。
今と思った瞬間にもうその今はない。
ふとした瞬間を受け止めていきたい。

井上 千尋
大阪モード学園(大阪府大阪市)

ナイジェリア×日本のハーフのモデルさんだったので、外国のネオン街をイメージしてかっこよく仕上げました。キラキラのアイメイクはとてもこだわりました。

大江 真未
関西美容専門学校(大阪府大阪市)

テーマの“Good Wave”に沿って、顔まわりの髪を少しずつ残し、ウェーブにして動きを出しました。二つくくりや、この作品のポイントでもある、頬にネイルを垂らしカラーを入れることで、元気な“Good”をイメージしました。メイクやヘアゴム、衣装の色を合わせ、全体的に統一感を出しています。
また、トータルファッションがイメージできる構図、なおかつメインのヘアメイクがしっかりと伝わるよう、工夫して撮影することにこだわりました。

福岡 詩織
日本美容専門学校(東京都新宿区)

テーマが“Good Wave”なので動きを重視した作品にしたいと思いました。
ヘアのウェーブ部分とガーランドでやわらかい動きを表現しました。ヘアとガーランドにライトを当てて、一枚の写真に光の強弱をつけたことによってキラキラしているガーランドが強調されすぎずに全体の調和が取れたと思います。薄いピンクのライトが当たり、リースの横からこちらを見つめているモデルさんの瞳と唇がとてもセクシーです。

林 佳奈
名古屋モード学園(愛知県名古屋市)

この作品のテーマは「ドライ」です。クールで何かと戦っているような強さの中に、どこか少し温かみのあるような女性像を意識しました。ヘアでは細いコテを使い一本一本細かくウェーブを作りました。メイクでは、アイメイクでピンク系のアイシャドウをグラデーションにすることで少し暖かみを出しました。モデルさんの表情も下からアングルのカメラ目線で強さを表現しました。理想の女性像に近づけるために気をつけた、繊細な髪の動きにも注目してください。

神戸 美有
東京モード学園(東京都新宿区)

今回はウェーブがテーマということでさまざまな種類のウェーブを作ってみました。
ファッションは少し現代風のストリート系をイメージしてみました!

漆原 知美
東京モード学園(東京都新宿区)

ウェーブ=うねりと捉え、ヘアデザイン、ポージング、カメラワーク全てに取り入れ、
私なりの「Good Wave」を創り上げました。

正村 優佳
名古屋モード学園(愛知県名古屋市)

テーマは「おどる」。胸がおどる、とびあがる、リズムに合わせおどる、たくさんの意味をもった「おどる」を表現しました。ウェーブも1つの「おどる」。好きなことをするときの女の子を作品に落とし込み、おどるような自然な動きをヘアメイク、衣装で表現できるようクリエイションしました。自然なウェーブ、動きを表現したかったためヘアは飛んだ時に綺麗なウェーブのフォルムが出るように巻き方を工夫しました。
衣装のドレス、靴や背景は自ら製作し、唯一無二の作品に仕上げました。全体の構図を考えて、モノクロだけではなく世界で1つしかない靴を差し色として赤で作りました。

中村 絢美
東京モード学園(東京都新宿区)

顔周りにウェーブを作って、作品のテーマに沿うようにしました。
ぴったり顔周りに髪の毛を張り付けてかっこいい雰囲気を作りました。

浅井 佑介
名古屋モード学園(愛知県名古屋市)

「ニューウェーブ」、私が今回のテーマ「Good Wave」からインスピレーションを受けてはじめに頭に浮かんだのは70〜80年代に流行したロックミュージックでした。そこからロックでパンクでクールな女性像をスタイリッシュな作品で表現したいと考えました。ギターを構える姿が様になるようバンドでギター経験のあるモデルを起用しました。ベリーショートのヘアにフルウィッグを細かく分解した毛束を組み合わせて作ったモヒカンスタイルは、モデルの髪と自然に馴染むように染毛してあります。
金属のような質感の光沢を与える特殊な染料で染毛し、黒い衣装と金色のヘアがギターと一体感のあるデザインに仕上げました。撮影ではハイヒールのシルエットを見せることで全体的にマニッシュな印象の中に女性らしい美しさを持たせました。
ロックでパンクでクールな「ニューウェーブ」で、私の考える「Good Wave」をスタイリッシュに表現しました。

植田 美幸
名古屋モード学園(愛知県名古屋市)

作品テーマは「breeze」で、日本語に訳すとそよ風という意味です。ヘアは流れを感じさせるようにトップやサイドは持ちあげエクステをつけて風の流れる様子がより伝わりやすくなるようにしました。メイクではそよ風という事で優しい風を感じさせるよう眉とまつ毛に白のマスカラを使用し強くなりすぎず弱くなりすぎないようにしました。衣装は眉毛とまつ毛に使用した白と合わせて統一感のでるように白のレースのタンクトップを使用しました。全体的にそよ風の気持ちの良い風と優しい落ち着くようなきれいな風をイメージさせる為にモデルさんの優しい雰囲気を利用し、長いヘア以外のトップやフロントの髪の毛はモデルさんの地毛を使用しました。また堅苦しくなりすぎないようにトップやサイドの髪の毛は塊にしすぎないようにしてモデルさんを活かし、より際立たせる事のできるような作品にしました。

(敬称略、順不同)

最終ノミネート発表ページ