2015 入賞者
最優秀作品賞

村井 政章(W受賞)
アトリエはるか(東京都渋谷区)
日本特有の、見せない事で連想させる美。
そして性別に対する一般通念にとらわれず自らの意思とアイデンティティーをもった一人間を、ノージェンダーをキーワードに表現した。
優秀作品賞 山本里美賞

村井 政章(W受賞)
アトリエはるか(東京都渋谷区)
日本特有の、見せない事で連想させる美。
そして性別に対する一般通念にとらわれず自らの意思とアイデンティティーをもった一人間を、ノージェンダーをキーワードに表現した。
優秀作品賞 海野学賞

木下 紗英子
hana(神奈川県三浦郡)
テーマ BLACK HOLE
重力と無重力のはざまで遊ぶインナーチャイルド
本来の自分…
大切にしなければならないものが
何をしたい…?
優秀作品賞 奈良裕也賞

清水 ひとみ
snob enVAmp(京都府京都市)
テーマ「regain」
強さを取戻すというテーマで創りました。
立ち上がる、生まれ変わる、という意味も込めています。
ナチュラルなヘアーではなく、自らの意思で造った人工的なヘアー。
優秀作品賞 宮村次郎賞

松尾 俊二
SHUNJI MATSUO HAIR STUDIO(シンガポール)
私のモデルは73才の女性です。
彼女の持っている美、及びindividuality(個性)を表現したく構想しました。
今世界は少子高齢化となっており、中高年の女性はすばらしい個性のパワーを持った方々がいます。
このモデルのライフスタイル及び経験を通して光り輝く写真(PHOTO)になっていると思います。
彼女の生まれはメキシコで外交を通して今現在シンガポールに在住しています。
この写真の衣装は彼女の私物です。
優秀作品賞 七海麻子賞

松浦 惠(W受賞)
名古屋モード学園(愛知県名古屋市)
美しさはこれまでに費やしてきた時間に比例するのか。
シャッターを切ったこの瞬間、1/60秒がまるで永遠のようにいつも「いま」を感じることができる。
私は「いま」の中に生きている。
FRIENDS ARIMINO賞

ハリー
marpa marpa marpa(兵庫県神戸市)
「女から見てかっこいい女」
男のような無骨な雰囲気をもつ性別をも超えそうな女性の美しさにいまを感じます。
ショートヘアにマットグリーンのカラーをのせて、退廃的なイメージを写真で統一させました。
男のワークスタイルのファッションとコンクリートに囲まれた世界の中に、きゃしゃで繊細な女っぽさを、毛先の動き、まゆ毛、口唇の質感、アクセサリー、ポージングで表現しました。
ありのままの美を見ることができます。
だからこそ、着飾らない素直な強さ芯の美しさがその人のいまであると思い、表現しました。

宇井 庸二郎
early(愛知県豊田市)
映画のワンシーンのような、写真1枚で、ストーリーを感じる作品にしたく、モデルのポージングを何パターンかストーリーをもたせ1枚を選びました。
服の動き、髪の動き1つ1つにメッセージ性を持たせられる様にしたつもりです。
写真の中で、生きているがテーマであり「いまを感じる美」だと思います。
FUTURE’S ROAD優秀作品賞

松浦 惠(W受賞)
名古屋モード学園(愛知県名古屋市)
美しさはこれまでに費やしてきた時間に比例するのか。
シャッターを切ったこの瞬間、1/60秒がまるで永遠のようにいつも「いま」を感じることができる。
私は「いま」の中に生きている。

岡﨑 桃花
関西美容専門学校(大阪府大阪市)
この街に生きる女性。
屋上で風になびく、くせっ毛の髪。
風景をうつすことで都会のいまを生きる自然体の彼女を表現しました。

鈴木 まりあ
名古屋モード学園(愛知県名古屋市)
現代の人は誰しも「偽りの顔」と「真の顔」を持ち合わせて生きている。
いま、多様な情報が行き交う世の中、「偽りの顔」でないと、生き抜く事は誰でも難しい。
そんな中、「真の顔」で立ち向かおうとする人は、美しさで溢れている。

塩田 七瀬
日本美容専門学校(東京都新宿区)
美は、男女国籍問わず、誰もが追求するものであり、それは無限にあるということを扉の奥に広がる光で表してみました。光がたくさん広がっている扉の前に立っているのは、まだ自分が美しくなる可能性や美しくなりたいという欲望に背を向けている女性をイメージしています。
目頭には、ラメを使い涙を、そしてヘアカラーにハイトーンを入れることで涙が流れ星になり、扉を開ける勇気に変わることを表現しました。
今は、個性が尊重されている時代だと思います。その時代の中で、自分の美に対する欲を押し込まず、好きなように美を追求して、自分自身を好きになってほしいという思いをこの写真に込めました。
FUTURE’S ROAD激励賞

小林 未来
日本美容専門学校(東京都新宿区)
この作品を創作するにあたって、自分の中でテーマを決めました。
Sexyで、儚くて、どこかさみし気・・・。をテーマにしました。
もでウrは、黒髪のロングがいいなと思ったのと、自分の中のイメージととても合っていたので、このモデルさんを選びました。ヘアスタイルは、あえてすべてウェーブにしました。
メイクは、シンプルにしてリップだけ赤にしてポイントにしました。
全体的なイメージがBlackだったので、服も黒のワンピースにして仕上げました。

牧野 慎吾
東京モード学園(東京都新宿区)
人には光と影、その2つが必ずある。光は表の自分であり、裏の影を表現してみました。人の形であるが人ではない…。影の中にある魅力、人を引き寄せる闇、力強さをヘアーとメイクで表現してみました。メイクではドロッとした感じをだしたくてヘアブラシを使いマットな感じに仕上げ、少し水を使いわざとメイクを崩しました。ヘアーでは繊細な髪の毛の二度と起こることのない不思議な動きを出しました。

太田 晴也
日本美容専門学校(東京都新宿区)
「インディアン」「艶やか」「80’s 90’sモード」「アンニュイ」というワードが今を感じる美だと思いました。
メイクとトップスのプリントと背景でインディアン調にしばりモードならではの雰囲気に落とし込むために黒髪に目下カットでアンニュイな雰囲気と共に表現しました。
インディアンとモードを組み合わせて違和感を与えるのと同時に、ウェットなスタイリングで都会の流行も加えて親しみやすい作品にしました。

塚野 ひかる
日本美容専門学校(東京都新宿区)
テーマ「身に纏う死」
ストーリー
“海辺を散歩していたら沢山の白い蝶々が自分の周りを飛んでいる。
彼女は指先に止まった蝶々を見て自分の死の香りにつられてやってきたことを悟る。
彼女は海辺に横たわり自分の命の終わりを知らせに来た蝶々だというのに、それを美しい、綺麗だと最期まで見ていた。海辺に転がる彼女の身体はもう永遠に動くことはない。彼女が纏う真新しい死のカオリを吸いに蝶々が群がる。
生きることは永遠ではないけれど死は終わりではなく永遠であるから死体は美しい。”
海+蝶々=永遠+幻想的=“美しい”につなげました。

豊田 梨乃
名古屋モード学園(愛知県名古屋市)
“いま”を映した作品を創るのではなく、あえて“過去”を映して“いま”を感じる、考えさせられる作品を創りました。そのために、セピアカラーの風景の中に人物とイスのみを現代風に浮かびあがらせました。現代のめまぐるしい情報社会で失われた静かな心と時間を、この作品を通して感じてもらいたいです。

眞板 優子
日本美容専門学校(東京都新宿区)
刈り上げによって創られる“強さ”の面と、左サイドのウェーブによって創られる“柔らかさ”の二面性で女性そのものを表しました。
また、鏡を使うことに重要性を置き、心の中の動きを表しています。
モデルさんには角度の調節を特にお願いして、首の角度、手の角度など様々なポーズで魅力を表現できるか悩みました。
プロダクツはジェルワックスを使い、丁寧にコーミングしてツヤ感を出し、ウェーブが引き立つようにしました。

林 宏幸
日本美容専門学校(東京都新宿区)
よくある街並みのなかにある違和感を表現し、髪型が目立つように撮影しました。
元々ロングの髪の毛を三つ編みでボブにし、新しいボブの形を考えました。
そこをだんだんほぐしていくことで、モデルさんのインナーカラーを活かしながら儚く消えていく様子を表現しました。

竹澤 輝
日本美容専門学校(東京都新宿区)
外国のストリートで憂鬱そうに腰かけているノンシャランガールがテーマです。
抜け感を出すためにフィルムカメラのような質感にこだわり、撮影しました。
モデルは日本人ですが、ハイトーンで外国人風にラフなスタイリングで、まるで家からふらっと出てきた様子を表現しました。

吉家 巧基
国際文化理容美容専門学校 渋谷校(東京都渋谷区)
背景をぼかすことでモデルの存在感を出すようにしました。
また背景の青とモデルのカラーのオレンジで寒色と暖色の差をつけることで印象を強く出せるよう心がけました。
メイクは目元のラメ感、リップの赤で艶っぽい雰囲気を出しました。
(敬称略、順不同)