2012 入賞者

2012年10月22日(月)17時より、表参道bamboo(バンブー / 東京都渋谷区)にて「ARIMINO PHOTO PRESENTATION 2012」の入賞者発表および授賞式と、アリミノ[作文コンクール]の授賞式が行なわれました。最終応募総数は、一般美容師(372点)、美容学校生(171点)、海外美容師(21点)の564点。最終ノミネートに選ばれた方は27名でした。その中から「最優秀作品賞(2名)」「優秀作品賞(4名)」「FRIEND ARIMINO賞(1名)」「FUTURE’S ROAD賞 優秀作品賞(2名)」「FUTURE’S ROAD賞(8名)」が発表されました。審査員は、奈良裕也氏(SHIMA原宿アートディレクター)と山本里美氏(LIMI feuデザイナー)。受賞作品は『しんびよう』『Snip Style』『ヘアモード』(2013年1月号)の各業界誌上に掲載されました。受賞者の皆様、おめでとうございました。また全国よりたくさんの作品のご応募をいただき、誠にありがとうございました。今後も皆様のますますのご活躍をお祈りいたします。

最優秀作品賞

平野 耕大
SHAMPOO Lovers(愛知県春日井市)

女性が戦う。
自立した強さを求めて
もっともっと強く....
だから戦いの前に踊る。
いろいろな思いを胸に....。

最優秀作品賞

鈴木 章弘
PEDAL(京都府京都市)

『いま、人。』というテーマを聞いて思い付くのが『らしさ』だと僕は思う。
ナチュラル思考が強い今の時代に『らしさ』を感じる女性に魅了される。
これは、今に限らず、永遠の自分のテーマでもある。
自分の思い描く女性像を表現できたときにどんな形であれ『らしさ』は存在するのだと思う。

優秀作品賞

木村 悠奈
(東京都三鷹市)

私が考える「いま、人。」とは、「つながり」である。当たり前かもしれないが、家族・友人・仕事仲間・恋人、それだけではない、毎日立ち寄るコンビニのお兄さんとも店員さんとお客さんというつながりがある。
そして、そこには思いやる気持ちや愛がある。
コミュニケーションをとる手段がさまざまに進化し、増えている今こそ、その気持ちや愛を当たり前と感じず、人を大切にしなければならないのだ。
この写真の作品意図として、彼女たちにつながりがあるように、その目線の先にも多くのつながりがある。
今、人は自分がいて相手がいるのではなく、相手がいるから自分がいるということをもう一度考えるべきなのではないか。

優秀作品賞

北村 征喜
ananda(東京都世田谷区)

“anti complex”
全てが完成・完璧ではないものが「いま」だと思ってます。
ハイファッションでもダメだし、ストリートすぎてもダメ。
その中間ぐらいの「人」が一番カッコイイと思います。
そんな思いを込めて、「いま、人。」を表現しています。

写真を見ると解ると思いますが、
このファッションで、パリのような街で撮ったり、バック紙の前で撮ると、
キマりすぎてしまいます。
あえて、東京の路地で撮りました。
なので、キマりすぎてないカッコ良さが伝わると思います。
モノクロにしてる理由として、時代性を感じさせないようにしました。

優秀作品賞

柴田 翔伍(W受賞)
日本美容専門学校(東京都新宿区)

夢を追い続けること
それに悩み、もがき、苦悩する姿
そんな人間らしさ
それがいま、私の思う
『いま、人。』

優秀作品賞

三木 和也
HIKARIS hair(大阪府大阪市)

真っ白な空間の中で、どう個性を出すか、
秘めた想いを押し殺す世の中だけど、
真っ白でキレイな自分を忘れず、
よりシンプルに自分を出して欲しいという気持ち
を表現しました。

FRIENDS ARIMINO賞

櫻井 俊輔
KIZUKI+LIM(シンガポール)

限られた人生の一瞬、一瞬を大切に生きていきたい。
相手が羨む人生よりも、自分が望む生き方を過ごしたい。
周りの意見に左右されず、自分らしい人生を自分で切りひらいていく
そんな彼女の意思・強さを表現しました。

FUTURE’S ROAD優秀作品賞

筋頭 彩乃
日本美容専門学校(東京都新宿区)

いま、自分自身を見失っている人、
自分が自分ではなくもがいている人、
男に生まれたから男、女に生まれたから女
そんな概念を捨てて
いまを堂々と自分らしく生きてほしい

柴田 翔伍(W受賞)
日本美容専門学校(東京都新宿区)

夢を追い続けること
それに悩み、もがき、苦悩する姿
そんな人間らしさ
それがいま、私の思う
『いま、人。』

FUTURE’S ROAD賞

市田 力也
日本美容専門学校(東京都新宿区)

草食系男子や、
ロールキャベツ男子など
世間はさわいでいるが、
紳士的な装いで
肉食系を表面から表現。

今の日本では
男らしさが必要と
されるのではないか。

いま、人。
僕が考えるものは
男の力強さだと
思う。

長澤 隆太郎
日本美容専門学校(東京都新宿区)

「いま、人。」というテーマを見て思い浮かんだワードは「原宿」
大きな夢を持った若者が集まる街「原宿」
ここでたくさんの同志と出会い、
たくさんの美容師さんと出会い、
小さかった繋がりは大きな繋がりへ...

彼女もまた「原宿」を遊び場にする女の子。
若い勢いと、
自分こそが1番だというエゴを、
この街の今を象徴するファッションと、
1つ飛び抜けたヘアで、
画面いっぱいに表現しました。

堀木 抗
国際文化理容美容専門学校 渋谷校(東京都渋谷区)

なりたいものになれるなら自分が無くなっても構わない。
理想の自分に近づくためなら人種や性別をも越えて美しさを追求する。

大崎 友理華
日本美容専門学校(東京都新宿区)

それは「自然体でいること」だと思います。
たくさんの情報があふれている今の時代の中で、人々は”ありのままの自分”を忘れていってしまっていると思います。
この作品では肩の力を抜いて、着かざらないで、彼女が持つ素のままの美しさを表現しました。
周りの人とは違う、自分だけが持つもの それを磨いていくことが美しくなってゆくことだと私は思います。

有山 滉大
日本美容専門学校(東京都新宿区)

私が今考える人とは、「輝き」です。世の中に暗いことがたくさんある中でも人は輝いているということを表現するようにしました。なので背景は本当に暗くしました。
逆にモデルさんを光の加減を調節してモデルさんだけを輝くようにしました。ヘアは前髪を少し目にかけてモードな感じに、メイクはモデルさんの雰囲気を活かしてシャドーは紫のグラデーション、リップは赤にしてクールな感じに仕上げました。全体的には、美しい人はこんなにも輝いているということを表現しました。

篠田 智香子
ル・トーア東亜美容専門学校(大阪府大阪市)

いま、人。とは、今を生きる事だと思います。
いつ死ぬのかわからないこの間にできる限りの事、自分のしたい夢を行動に移す事が必要です。行動ひとつで自分の身の回りに起きてる事が180度変わるものだと思います。
私はそれを信じて生きています。
今回モデルをしていただいた彼女もその一人です。彼女はダンサーです。幼い頃から、がむしゃらに踊り続けています。数多くのコンテストや大会にも参加し、賞もとっています。踊り続ける事で、普段では会えない方達にも会え、同じステージにも立っています。ぶれない目標がある限り人は輝いています。そんな彼女のありのままの素の姿を映し出したかったので、普段着ている服、普段履いている靴、普段使っているサングラス、全部持参してもらいました。

村田 千明
ル・トーア東亜美容専門学校(大阪府大阪市)

天災、不景気、事故、自殺、殺人・・・毎日たくさんの暗いニュースが耳に入る。しかし、だからといって暗い気持ちで過ごしたくはない。
笑顔には不思議な力があると思う。同じ状況下にいても暗い顔をしているのと、笑顔でいるのとでは気持ちの余裕も大きく違う。今こそ、日本には”笑顔”が必要だ。
私が『いま、人。』というテーマをきいてまず思い浮かべたのは強く、屈託のない笑顔です。
私も今年で20歳になりました。きっとこれから、もっとたくさんの壁にぶつかると思いますが、どんな時でも笑顔を忘れない強い大人になりたいです。

坂本 理恵
名古屋モード学園(愛知県名古屋市)

人が人に魅力を感じるのは外見だけではなく、その人の人間性とオーラ。モデルさんの雰囲気に合わせて”甘さ”と”辛さ”をMIXした、甘く、時にはセクシーに、女性としての魅力を最大限に引き出しました。

(敬称略、順不同)