むき出しの感性、
その奥にある強さ

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あの頃のストリートには今よりもっとむき出しの感性が溢れていた。 粗削りだけど、偽りがない。確固たる自分らしさと、それゆえの強さ。 今なお私たちを惹きつける当時の精神に 最大限のオマージュを込め、進化したカラーリングでY2Kスタイルを再解釈。

  • BEFORE

    2トーンでカラーリングされたショートウルフ。

    ◎髪質:普通毛

    ◎髪の太さ:普通

    ◎髪の状態:新生部5Lv/中間17Lv/毛先18Lv

    ◎履歴:ブリーチ

  • AFTER

    鮮やかな赤が映える、束感ショートウルフ。
    根元をブラウンで引き締め洗練された印象に。

COLOR RECIPE

[根元] <ブリーチ>
ブリーチ 120:ブリーチ OX 6 %=1:2
<オンカラー>
P9 W. ベージュ:P4 W. ベージュ=5:1
1剤:2剤=1:1(OX 2.8%)
VIVID+ レッド(2%)

[中間][毛先] <ブリーチ>
ブリーチ 120:ブリーチ OX 1 %=1:2
<オンカラー>
conc.ROSE
1剤:2剤=1:1(OX 2.8%)
VIVID+ レッド(15%)

STYLIST COMMENT
盛 隆行さん

ブリーチでは残留色素にアリミノ ブリーチ OX 1%、根元にアリミノ ブリーチ OX 6%でアプローチし、最短プロセスで均一な土台を作りました。当時は全体的にべったりカラーを入れるのが主流でしたが、今回は根元に暗めのベージュを入れることで今風の仕上がりにしています。スタイリングではバームミルクとハードワックスを使い、適度な束感・ツヤ感を出しました。

HOW TO STYLE
  • 01

    適度な束感が出るバームミルクとハードワックスを3:1の割合で取り、手のひらでしっかり混ぜてから髪全体に均一になじませる。

  • 02

    ワイドバングを引き立たせるため、顔まわりのボリュームを抑える。 毛が浮かないように根元からスタイリング剤で抑えていく。

  • 03

    束感を意識して前髪と全体を整える。動きが欲しいところはハードワックスを少量使って毛先を遊ばせる。 ボリュームを出し過ぎないよう注意。

RECOMMEND
  • アリミノ ブリーチ 120
    医薬部外品

    高いブリーチ力とクリーミーな操作性が特長。ムラになりにくいパウダータイプのブリーチ剤。

    ※本品は過硫酸塩配合の製品で、アレルギー反応をおこすことがあります。※過硫酸塩配合の製品でかぶれたことのある方には絶対に使用しないでください。※過硫酸塩のアレルギーに関しては「日本ヘアカラー工業会」のホームページもご参照ください。

  • アジアンカラー フェス
    ビビッドプラス レッド
    化粧品

    泡で染める“高再度&高濃度”の塩基性リキッドカラー

  • ダンスデザインチューナー
    ポッピンフィグ

    ベタつきがなく、乾いた髪にするっとなじんで柔らかな束感と自然なツヤ感を出すパームミルク。軽やかで弾力のある仕上がりに。

  • ダンスデザインチューナー
    ロッキンムーブ

    高いセット力で狙い通りのスタイルを長時間キープ。自由な動きからカチッとしたスタイルまで、幅広く使えるハードワックス。

個性の奥にある強さを
ラインで表現して

  • EYE

    髪色に合わせたカラーで抽象的なラインを描き、アーティスティックな目元に。

  • BASE & CHEEK

    ツヤ感のある下地で肌に明るさを出し、チークは自然な血色が感じられる程度にうっすらと。あえて色を足さないことで髪色を引き立てる。

  • LIP

    保湿用のリップを塗った上からゴールドを重ね、強く個性的な輝きを演出。

存在感×存在感
負けないアイテムを掛け合わせる

どことなくY2Kのレトロさが感じられるコーディネート。カラフルなストライプシャツに合わせるのは、あえてブラックなどの締め色ではなく明るい赤をセレクト。髪色と同系色にすることで、存在感がありながらもまとまり感を持たせた。アクセサリーも大ぶりなものをチョイスし、ヘアスタイルやシャツの個性に負けないようバランスを取っている。