強さと色気をあわせ持つ

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ただ髪を伸ばせば、中性的で雰囲気のあるスタイルになるわけじゃない。 計算されたバランスと、ケアされた髪の清潔感、そして何より本人が持つ内面性との融合で、真似できないかっこよさがにじみ出る。 色気にも似たオーラを纏う、メンズのミディアムパーマスタイル。

  • BEFORE

    5年ほどパーマを繰り返してきたダメージ毛。パーマはかかりやすい髪質。

    ◎髪質:軟毛

    ◎髪の太さ:細い

    ◎髪の状態:新生部6Lv/中間7Lv/毛先8Lv

    ◎履歴:カラー、パーマ

  • AFTER

    毛先スパイラルで全体に緩めのパーマをかけ、
    顔まわりのレイヤーで適度な軽さを表現。

PERM POINT
  • サイドはダウンステムで髪を取り、逆巻きでワインディングする。リバースとフォワードを組み合わせて巻くことで、仕上がり時に髪に立体感が出る。

  • 顔まわりはレイヤーに合わせて髪を引き出し、上巻きでワインディング。ややステムを上げることで、仕上がり時に根元がふんわり立ち上がる。

  • 自然放置してからカールチェック。このように顔まわりがリバースに仕上がっていればOK。

USE ITEM

・クオライン CA-T-C 100

・クオライン アフターローション

・クオライン アジャスト0

PERM RECIPE

1stクリーム/CA-T-C 100:アジャスト 0=1:1

2ndローション/アフターローション

PERM PROCESS
  • 1
    プレシャンプー
  • 2
    カット

    アンダーはワンレンベースでカット。イヤートゥイヤーより前の顔まわりと表面にレイヤーを入れる。

  • 3
    薬剤塗布

    アジャスト0とCA-T-C100を組み合わせて塗布する。

  • 4
    ワインディング

    アンダーを逆巻きの毛先スパイラルで巻き、リバースに流す。 2線目は逆巻きのリバース・フォワード、3・4線目は上巻きのリバース・フォワードで巻く。

  • 5
    自然放置・カールチェック

    自然放置7分。

  • 6
    中間水洗

    薬剤のぬめりが取れるまでしっかり水洗いする。

  • 7
    アフターローション塗布

    クリープしてから2液のアフターローションをつける。

  • 8
    ロッドアウト
  • 9
    プレーンリンス

    しっかりアルカリ除去を行う。

  • 10
    アフターケア

    アウトバスをつけて丁寧にケア。

STYLIST COMMENT
内田 圭佑さん

毛先スパイラルのリバース/フォワード、上巻き/下巻きをミックスし、ニュアンスのあるスタイルをデザイン。顔まわりにレイヤーを入れて軽みを出すことで、中性的ながらも男性の色気が感じられるようバランスを取りました。ケア成分の入ったジェルグリースにヘアミルクを混ぜて使い、適度な質感を表現しつつ髪にも配慮しています。

HOW TO STYLE
  • 01

    10円玉分のジェルグリースを手に取り、ヘアミルクを2プッシュほど加えよく混ぜる。髪を上下に分け、下の髪から全体になじませる。

  • 02

    下の髪になじませたら、同様に上の髪にもスタイリング剤をつけていく。髪全体に均一に揉みこむイメージで。

  • 03

    最後に顔まわりの髪を整え、抜け感を出す。スタイリング剤はジェルだけでもよいが、クリームを混ぜることでより柔らかい仕上がりになる。

RECOMMEND
  • クオライン
    CA-T-C 100
    化粧品

    カラーやパーマで傷んだ髪等のデリケート毛も、しなやかで指通 りのよいカールスタイルに。
    ●対象毛:ダメージレベル3~4

  • マークユー
    ジェルグリース

    セット力があるのに、やり直しや手ぐしのニュアンス出しもやりやすいジェル状スタイリング剤。パーマケア成分配合。

  • マークユー
    ベースミルク

    スタイリングにも使える、洗い流さないヘアトリートメント。自然なツヤをプラスし、ジェルグリースのセット力調整にも最適。

印象的な眉と、艶っぽい唇
そのバランスが人を惹きつける

  • EYE BROW

    Mark Uのアイブロウワックスで立ち上がり眉をつくり、芯のある印象の目元に。眉頭からスクリューをしっかり押し付け、ぐっと立ち上げる。

  • BASE

    コンシーラーで気になる部分をカバーし、ツヤ感 の出るミストで仕上げて清潔感のある肌作りを。 まぶた にもハイライターを入れ、濡れたようなツヤを演出。

    LIP

    透明グロスでツヤを出し、さり気ない色気をプラス。

シックとカジュアル
どちらにも寄せない抜け感を

花柄ジャガードのセットアップに光沢感のあるシャツを組み合わせ、一見シックな雰囲気にまとめつつ、足元はあえてスニーカーをチョイス。色気がありながらも決していやらしくない健康的な魅力を引き出すには、こうした外しのテクニックを。ジャケットのボタンも閉めずにさらっと着こなすことで、抜け感のあるヘアスタイルにマッチした、軽やかなオーラが感じられる。