(中略)ぼくの人生の場合、第二次大戦によって大きく線が引かれ、経営者としては大きく2つの人生を歩いてきたわけであるが、ぼくが常に心がけて来たことは坊主の叔父に常にいわれていた、“まず相手を傷つけたりめいわくをかけないことを第一番に考えよ。人を助けるということは次のことである”ということである。
そしてぼくの生き方は、“約束”は契約書より守るということである。それほど義理人情というものは大切にしているが、しかし、商売の場合一歩も引かないファイトは持っている。
よく社員には、土俵に上がったら48手はどれを使ってもいい。しかし、それ以外の手でうまいことをいったり、ごまかしたりしてまで勝とうと思うな。そういう生き方、仕事っぷりをしてくれ、といっている。(中略)だからぼくの人生の格言としては、簡単なことかも知れないが、“愛情・誠実・努力”の3つを常に胸にきざんでいる。従業員には愛情を、お得意には誠実を、経営者としての自分は努力を、ということを常に忘れずに今まで生きて来たつもりであるし、今後もそうありたいと思っている。
















